午後、お嫁さんが上の孫を連れて出かける日だったので、下の3歳の孫を預かることになっていました。
日差しもあってあたたかな日和だったので、近所の小さな公園へ連れていくことにしました。下の孫は大喜び、オニイチャンまで「僕も行きたい」とぐずって慌てましたが。お正月に買ってやったフリスビーをもって、小さな手を引いていくのはひとときの幸せ。
途中、道端にティッシュが落ちていたのですが、「帰りに拾って帰ろうね」と言いながら公園へ。
一通り公園で遊ばせていると、ベンチのそばにコンビニの袋とお菓子の入っていたらしいカップなどのゴミが落ちていました。町内会で輪番制でその公園の掃除をしているのですが、ゴミ箱があるとかえってゴミが捨てられるからと撤去していてゴミ箱はないのです。
帰りに、そのコンビニの袋に2,3のごみを拾い集めて帰りました。帰り道に見ると、溝には弁当殻らしい袋が落ちていて、それも拾い上げて持ち帰りました。行く道で落ちていたティッシュを拾って最初のコンビニ袋に入れると、孫が「私が拾う」と、あと2つばかり、道に落ちているのを拾って入れました。「道はゴミ箱じゃないのだから捨てちゃだめよ」と言いつつ、この子は大きくなってこのことを覚えていて拾う子になってくれるかしら、などと思いながら帰りました。
・・・帰宅してから偶然、スマホのネットニュースで、女子高校生が道に散乱していた10㎏もの古紙を一生懸命拾い集め、コンビニでゴミ袋まで買って入れ、どうやって持って帰るか考えあぐねているところへお巡りさんが助けてくれ、表彰されたという話が出ていました。
この子も、普段からゴミ拾いをしていたので、ゴミが散乱しているのを見過ごせなかったのだそうです。偶然とはいえ、やはりゴミを捨てる人より拾う人が増えてほしいと思っている私にとっては感慨深いニュースでした。