西田敏行さんの泣かせる話 衣笠祥雄さんの謙虚さ―「ラジオ深夜便」より

 昨夜、というか28日(土)から29日早朝になったNHKラジオ深夜便の放送を聞いて思ったこと。
西田敏行さんに桜井洋子アナウンサーが聞いていたお話です。西田敏行さんは5歳で養子になったその両親は、とても深い愛情で育ててくれたこと、映画好きなお父さんが彼を自転車に乗せて町の映画館に行き、6本立て!の映画に丸半日いた事、そこで町の食堂でご飯を食べさせてくれた時の話。田舎から出てきて初めての外食らしい女の子2人連れが、メニューの中で一番安い盛り蕎麦を頼んだはいいけれど、食べ方がよくわからない様子で、つゆをお箸でそばにつんつんとつついて食べかけているのを見て、彼は(そうじゃないんだけどなあ)、と思っていたそうです。すると、お父さんは盛り蕎麦を頼み、その女の子たちに見えるように食べ始めたそうです。それを見て女の子たち、食べ方が分かった風で、後から食べ始めたとの事。西田さんはその思い出話をしながら突然こみ上げるものがあったようで、「ごめんなさい、つい…」と涙しておられたようです。やさしい親父でした、としみじみ語っておられました。
 それからもう一つのエピソードは、町の映画館に「七人の侍」がかかった時、どうしても見たくて、お母さんに連れて行ってもらったそうです。いざ館内への扉を開けてみると、ぎっしり満員で立ち見の大人のお尻しか見えませんでした。音しか聞こえず、見えない見えないと言っていると、お母さんが肩車をしてくれたそうです。約2時間、お母さんはずっと彼を肩車して見せてくれ、おかげで彼は封切りの「七人の侍」を見られたそうです。
 ずっと後になって、テレビでやっていたのを見て、初めてお母さんは、「やっと七人の侍の筋が分かった」と言われたそうで、それを聞いて申し訳なさでいっぱいになったとの事。
 養子ではあったけれども、ご両親は愛情いっぱいに育ててくれたのだということ。
 この事を番組で聞きながら、この事実はあったにせよ、それを子供として感じる心を持っていることが大切だと、深く感動しました。
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 続いて、先日亡くなられた衣笠祥雄さんの話。宿舎を抜け出して遊んで帰ったら夜中にちゃんと監督?が待っていて、「さあ、始めようか」とバッティング練習を促されたということ。一言も叱られず、ただ、やるべきことをやれ、と言われたことが、叱られることよりもよほどこたえた、との事。そして、自分があれだけの出場回数を重ねられたのも、機会を与えてくれた監督のおかげだったことなど、彼自身の努力のたまものでもあったはずだったけれども、あくまでも謙虚な語り口で静かに語っていたのがとても印象に残りました。野球にはほとんど興味のない私ですが、一芸に秀でた人というのは、それなりの物をもっているというのを改めて感じた語りでした。

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by kurashiki-keiko | 2018-04-28 11:35 | パソコン講座 | Comments(2)

Commented by memmon at 2018-04-29 06:00
おはようございます。
いいお話ですね。
Commented by kurashiki-keiko at 2018-04-30 05:40
memmon様、ありがとうございます。感動するとこちらに書いておきたいと思いますので。
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