12月4日(火)の夕方のニュースで、作曲家の大中 恩(おおなか めぐみ)さんが94歳で亡くなったことを知りました。
高校時代の音楽部で、岡山県の合唱フェスティバルに参加した時、プログラムを見るといくつもの団体が「大中恩」作曲の曲目を取り上げていました。当時は私は存じ上げなくて、「だいちゅうおん」という中国系の人か、と誤解していました。(汗)
大学時代のグリークラブの時に、「愛の風船」を耳にしたり、「月と良寛」や、童謡「さっちゃん」「犬のおまわりさん」「バスの歌」「おとなになりたい」等を歌いました。たまたま当時の指揮者のI さんが大中先生をお招きして、直接ご指導していただいたことがありました。
ちょうどコメディアンの大村崑さんに似ていて、あたたかい人柄で、ご自身の作品の歌い方をとても丁寧に教えてくださったことを覚えています。
あの「椰子の実」の作曲者の大中寅二さんはお父様だそうです。
夕方のTVによると、90歳になっても合唱の指導をされていたのだとか。もう一度あのあたたかいご指導を受けたかったなと思いました。ご冥福をお祈りします。