8日(金)、孫の通う公立幼稚園で「せいかつはっぴょうかい」があり、両親、祖父母らがお遊戯室に詰め掛けて子どもたちの発表を見ました。
まずは年少児のご挨拶の後、正統的な歌と合奏。先日我が家の庭のサザンカを見ながら「サザンカサザンカさいた道」と「たきび」の歌を教えたら、「その歌知ってる」。そうか、幼稚園でも習ったのね。「あーたろうか、あたろうよ」の所では、手をかざしてあたる動作。本当は家の庭でたき火をすることも近頃では消防法か何かで禁じられているみたいですけどね。次は「サザエさん」「夢をかなえてドラえもん」とテレビアニメの音楽の合奏。
劇は「三匹のこぶた」。私がいもとようこさんの絵本でよく読んでやっているのに反応していたのはこれか。年少児向きに、繰り返しが多いお話を選んだとのこと。そして、ダブルキャストというのはよくあるけれど、これは同じ役柄を同時に4、5人で演じるという演出で、大勢のこぶたさんやオオカミさんが出てくるし、最後は本当は煙突から煮えたぎるお鍋に落ちて死んでしまうはずが、こぶたさんたちと仲良くなるという、ありがちな演出でした。まあ、こんな場だから仕方ないと言えば仕方ないかも。
年長組は大作?の白雪姫で、長いお話で、園長先生によれば予行演習では1時間半もかかったそうですが、本番では30分でできてよかったとの事でした。それぞれお妃が2人、白雪姫が3人も出てきてこれまたダブル、トリプルキャスト。7人の小人さんたちだけはその通りに7人でした。楽しませてもらいました。
違和感があったのは歌とダンスのコーナー。「アーチチ、アチー」とマッチの歌だったり、昨年流行った「ダンシングヒーロー」だったりを年長児・年少児合わせてダンス衣装でワイワイと踊るというもの。これって、「せいかつはっぴょうかい」?まあまあ、かわいいし、にぎやかにやればいいんじゃないの?という向きもあるかもしれませんけれど。これと「せいかつ」ってなにかつながりがあるの?タイトルが違っていませんか?というか、はっきり学芸会とか書いた方がよいのかも?
とまあ、違和感も持ちつつ、それはそれでかわいい孫の一生懸命練習した成果を喜んで見せてもらったのも事実です。
ちなみに、わが子が3人とも通わせてもらった友の会の生活団という幼児教育では、鳩や十姉妹を飼育した時の事、頑張った様子などをそれなりに工夫して発表する場があったような気がします。遠い昔の話なので詳細はすっかり忘れましたが、その子ががんばって成長した様子を登団日に日誌のような報告書でいただいたり、合奏も楽器をいろいろ持たせて責任ある演奏をさせてもらったような気がします。地味でも本来の子供の成長を見据えた発表が見られてよかった気がしています。