人気ブログランキング |

訪問者ありて思う事

 毎日3行の10年日記をつけていますが、そのたった3行に記録するおかげでこのごろの非日常の日々を「そうだった」と思い出すことが出来ます。
思い出したくもない日々かもしれないけれど、いやそうだからこそ記録して行かないと抜け落ちる事がたくさんあります。
 というわけで、
13日(水)、夫が懇意にしていた大工さんが来てくれました。彼なりに黒のセーターに黒のジャンバーを着て弔意を表してくれて、祭壇に長く拝礼してくれました。夫が現役のころから会社の造作を頼んでいて、我が家の義父母の亡くなった後の住まいのリフォームを一人でしてくれたり、こちらの台所や浴室のリフォームも親しい職人さんを手配してくれて手掛けてくれたりと何かと世話になってきた人です。
 亡くなった時にも知らせたのですが、悲しすぎてとても参列できなかったとのこと。とても繊細な気持ちの持ち主です。涙を浮かべながら、亡くなった時の様子を聞いてくれました。
 そして、葬儀の時には娘のが展示されていましたが、家に残っていた長男のための算数と漢字のおさらいノートの束をお見せしました。口下手だったけれど、心は温かかった夫だったことが分かると思いました。
 その時の話に、私が夫によく「尽くして」いたとほめてくれたのです。え?
「相棒」というか「戦友」というか、5歳下とはいうものの、私は夫に尽くす、とかいう感覚ではなかったものだから驚いたら、「毎朝車のところまでカバンを持って送っていく」ということだからだそうです。そのことを長年会社でサポートしてくれていた事務のKさんに言ったら、Kさんも感心していたとのこと。そんなことで?
 いやいや。それは姑の教えというか、訪問者があったらその人が見えなくなるまで見送るのが礼儀、と教えられたものだから。車庫の所で見送るのをお向かいの奥さんが見ていたのでしょう、子ども会の仲間の一人(元・友の会会員)にも言ったらしく、すごいねと言われて驚いたこともありました。
 
14日(木)生命保険の外交員のモモエちゃん(と私は我が家的には呼んでいる)と、証券会社のアヤヤさん(これは有名人と同じ名前)が10時と11時に来訪。午前に固めてお約束をしておいたため。老後の生活面で不安がないように夫はいろいろ気遣って残してくれたんだなあと、いまさらながらに思います。

 夫の介護が始まることを覚悟していた矢先に逝ってしまって、「お前の肩の荷をおろしてやろうと思って」とあの世で言っているのかもしれません。ありがとう、ありがとう。そして残してくれたお金で私は安心してこの先生きていけます。
 あなたが患っていたので長時間飛行機に乗ることを避けて海外旅行もしませんでしたが、これからはおかげでどこへでも飛んで行けそうです。むしろ元気なうちにあちこち行くことであなたが喜んでくれそうな気がします。(あの奥さん、旦那さんが亡くなったと思ったらしょっちゅう海外旅行だって?)と言われるかもしれないことを恐れる気持もありますが、それよりやっぱり、旅行好きだったあなたが行きたくても行けなかった場所に私が行くことで、あの世で喜んでもらえるような気になってきました。

by kurashiki-keiko | 2019-03-15 10:45 | しみじみしたこと | Comments(0)

名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 「没イチ」の生き方ー娘から 歌は >>