じゃじゃ馬の運転するインプレッサで足立美術館へ
2006年 05月 29日
車好きな娘が、たまたま孫を婿さんが連れて出て1人なので、かねて行ってみたかった島根県安来市の足立美術館へ行かない?と誘うので、夫婦一緒に乗せてもらって出かけました。
・・・すると、途中有名な外国産スポーツカーが数台集まったパーキングエリアがあり、趣味の走行会でもやっているのかも・・・
お尻の丸いのはポルシェ?娘の知り合いの車好きには無類のポルシェ好きがいるそうです。
負けず嫌いというか、車好きの闘争心に火がついた??
フェラーリに追いつき追い越しました。続いてポルシェに接近、トンネルで突き放されましたけど、その前に助手席の旦那様が悲鳴をあげ、「やめぃ!!」・・・車より先に旦那様の頭のほうが壊れそうになったみたいです。
こちら、娘の自慢の愛車、スバルインプレッサです。知る人ぞ知るすごい車だそうです。素人目にはそれほどとも見えないですけどね。
観光シーズンのせいか、蒜山サービスエリアは人が一杯。でも蒜山や大山は雲に隠れて見えませんでした。ここで休憩。なんと倉敷インターから蒜山SAまでが50分でした。
すっかり懲りた旦那様はその後後部座席に移ってきました。
足立美術館のエントランスホールです。娘がここのホームページからの割引券をプリントアウトしてくれていたので、2200円のところ2,000円でした。にしても、庭園の管理料が含まれるのか、高いですね。
美術品の写真撮影は当然禁止なのでカメラをしまいかけると、なんと庭園のほうは撮影可。
この美術館を創設した足立全康氏の壮年時代?の銅像が「さあいらっしゃい、どうぞ」と言っています。この庭園は、アメリカの日本庭園専門誌に3年連続日本一すばらしいと折り紙を付けられたそうで、そのモニュメントが隣にありました。ちなみに日本第2位は桂離宮だそうです。
低反射ガラスを使っているそうで、ガラス越しにすばらしく手入れされた日本庭園を楽しみました。
池を望む喫茶室「大観」でお昼にしました。カレーとパスタしかないのですけど、この景色の中で食べたかったものですから。カレーはビーフとポーク、パスタはたらこ、なすとひき肉、きのこがあり、飲み物とセットで1,365円。ほかにあんみつとかぜんざいなども。
食べていると私のすぐ後ろに当たるテーブルに外人4人ほどを案内して日本人夫妻らしい人が席を取りました。英語交じりの会話で、ぜんざいのことを「ビーンズスープ?」、お餅のことは「ライス」と説明するので、ついそっちに耳が行き、「ライスじゃなくてライスケーキでしょ!」と心の中で突っ込みを入れていました。そして、ぜんざいで連想してつい「中国でマッサージしてくれていたときに出てきたのが甘くないぜんざいみたいなのだったね」と夫と言うと、私と対面していた娘が、「お母さんがあの人たちの話に聞き耳立てていたのがわかって向こうは苦笑いしていたよ」と言われ赤面。
そのうちその中の外人の恰幅のいい人が立っていこうとして、美術館の半券がポケットから落ちたので、拾っていって「You lost this one.」と言ったら通じたのでよかった。(赤面物ですね)
ガラス窓の枠越しに見ると、まるで一枚の絵のように見えるように演出されています。
ここの手前にも、窓枠が額縁になっていて風景画のように見えるところと、衝立の絵にあたる部分が穴があけられていて向こうの景色が絵柄になるようになったのがありますが、こちらは掛け軸に見立てて後ろの景色を楽しんでもらおうという演出です。
以前一度来たときはこの掛け軸の位置が今回とは違ったようにも思いましたが。
よほどこの庭園の管理に自信がないとこのような演出はできないことだろうと思います。
はるか向こうの山から落ちている滝は、開園何周年目かに記念に作った人工の滝だそうです。
美術品のほうは写真が取れませんでしたが、ここは横山大観の収蔵が多いので知られているそうです。また、この日は北大路盧山人の特別展があり、焼き物のほかにテーブルセッティングの見本なども。
それから、絵の展示の横にその作者の絵に対する思いが書かれていて、それがとてもよかったねと娘と言い合いました。また、同じ榊原紫峰の絵でも31歳で描いた絵は写実的で「よく本物みたいにきれいにかけているなあ」という感想のあじさいの絵でしたが、52歳だったかに描かれた小鳥の絵には、画家が経てきた人生の軌跡が大げさに言うと現れていて、小鳥に愛情を持って描かれているのが見て取れて、そのことに深く心を動かされました。
じゃじゃ馬娘のおかげで、私と夫では到底いけないような時間で行けたため、ゆっくりと絵や庭園を鑑賞できて、その点は感謝した1日でした。しかしそれにしても、普段の夫の車に比べクッションの悪いスポーツカー、すごいスピードで乗っていることにはくたびれました。(ーー;)
by kurashiki-keiko | 2006-05-29 14:57 | おでかけ | Comments(8)
今までまだチャンスがないままです。
この記事を読ませていただいて余計に興味がわいてきました。
濃い緑がとってもきれいですね。やはり行かなくてはいけませんね。
車好きの主人が、写真を見て“おぉぉ~”と言っていました。サーキットなどに出かけられたりもするのですか?
新緑がきれいでした。本当に管理が行き届いているのには感心します。
娘夫婦は岡山国際サーキットに裏方(オフィシャル)として出入りしています。
たしか、国内限定555台?とか言っておりました。しかし娘の車を写した記事はこれくらいかと・・・またおいでくださいませ。