ねずみ関連、雪舟の宝福寺と十二支の彫り物の備中国分寺五重の塔
2007年 01月 22日
毎年えとに関連した地名などの木版画を年賀状にしていただいている友達から、早くも来年のえと「子」に関するところはない?と聞かれて、先ごろこのブログでもお聞きしたら、瀬戸内海の小島に鼠島というのがあるとコメントを下さった人がいたのですが、なにしろ船便がなさそうなので、こちらに行って見ました。
井山宝福寺です。
貞永元年(1232年)に建立という由緒あるお寺で、こちらで約540年前、12歳で入門した少年がいました。
お経を読もうともせず絵ばかり描いていて師の怒りに触れ柱に縛られていて、しばらくして和尚が様子を見に行くと、足元にねずみが・・・
よく見ると涙で鼠の絵を描いていたのが生きているようだったというエピソード。
最近このような石像が出来ていました。
こちらは1262年、約600年前、室町の頃の三重塔で、昭和44年に改修されたそうです。
お昼は「サンロード吉備路」のレストランへ寄ったところ、たまたまバイキングで、20人くらい前のロビーで待っていました。20分くらい待って1時過ぎにやっと食べられました。黒豆豆腐と枝豆豆腐に梅干のたれをかけて食べるのが珍しかったです。食べ過ぎないように、自分の健康にいい食材を選んで食べないとついつい食べ過ぎますよね。それでもマンゴープリンとマロンパイと、アイスクリームまで取ってしまいました。ピザは全然おいしくなかった・・・って結構食べています。
吉備路の中心、備中国分寺です。このあたり一帯が「吉備路風土記の丘」として整備されています。昔はこのあたりに民家が点在していたと思いますが、移転してもらい、電柱もなくし、昔の様子をそのまま残してくれています。
境内には日本画の平山郁夫画伯がスケッチされたという場所に碑が建っています。そこから見た景色は・・・こんな感じ。
この五重塔のここに十二支の彫り物があるのです。
境内の茶店に入ると、五重塔の内部に安置されている、像に乗った普賢菩薩像や、五重塔の芯柱の写真、それにここでロケしたときの北大路欣也さんの時代劇の扮装の写真などがありました。お抹茶300円。
時間があったので、「こうもり塚古墳」なども見に行きました。小学生の頃?遠足でこのあたりの見学も確かしたはずなんですが・・・
なだらかなこんな田舎道を歩くのも久しぶり。時代劇ロケにも確かに向いています。
岡山県立吉備路郷土館にも、初めて行って見ました。この手前には、旧山手村村役場というわらぶき民家なども移築されています。
館内は古代吉備の遺跡発掘の出土品の展示など、吉備の国の文化はたいしたものだったんだなと再認識しました。岡山県の南部には古墳などがたくさん点在しているのです。
駐車場へと向かう道すがらには、こんなに菜の花が咲いた畑もありました。このすぐ横にレンタサイクルの貸し出しがあり、駅に乗り捨て出来るということでした。
春先にはこのあたり一帯にれんげ畑が出現するはず。楽しみです。
以前来たときには国分寺境内だけ見ておしまい、という感じだったのですが、今度はぜひ、このあたりを歩き回ってみたいです。
この記事はメールマガジン「Weekly KURASHIKI」に連載中の「Keikoのお出かけ日記」(237)として掲載される予定です。
by kurashiki-keiko | 2007-01-22 01:14 | おでかけ | Comments(6)
宝福寺は紅葉の時期に一度行って見たいのですが、ハイシーズンはクルマ
でいっぱいで、まだ訪れていません。
でもこの時期ならばゆっくり見られますね。
そうそう備中国分寺にもまた行って見なくちゃと思っています。菜の花畑
の写真を撮りたいし。
これを読ませていただいて再訪すれば、もっと違う宝福寺になるでしょう。
自転車で吉備路、とてもいいと思いますよ。