NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見て
2007年 07月 05日
7月3日放送分は、肝臓がん専門の医師の話でした。
他の病院では「手術は不可能」と言われた、難しい箇所に出来たり、巨大だったり、数が多かったりするガンを抱えた患者や家族にとっては「自分は最後の砦だ」という認識で、「取りましょう」と言い、番組中ではなんと99個もの悪性腫瘍を20時間もかけて、血管を一つ一つ丁寧に縛り、エコーで探り探り1個、また1個と絶えず細心の注意と最大の集中力と強靭な意志の力でやり遂げるという仕事に、心底感動しました。
手術室には小林幸子や石川さゆりなどのド演歌が流されるそうで、それは「耐え忍ぶ女」のイメージが手術のプレッシャーに耐えて仕事をするにはぴったりなのでそうです。なるほど。
先生の語録。「365日24時間医者」。元日でも回診なさるとか。どんなに長時間の手術でも終わったら詳細な記録をするとか、絶えず勉強なさっているとか。
この先生に手術していただいたおかげで、あと3ヶ月の命といわれた人が元気になる姿、この先生との出会いがなかったらと思うと、感動すると同時に、こんな先生が日本中にいて、医療格差もなくなってくれたらとも思いました。
そして、まったくレベルが違いすぎますが、私も、ケーキを昨日焼きながら、人生一つ一つ勉強、一つ一つの仕事を丁寧に手抜きせず細心の注意を向けてやれば、いい仕事になって残ってゆくのだな、と思ったことでした。
by kurashiki-keiko | 2007-07-05 14:43 | 新聞・テレビから思う | Comments(4)
そして、その中で、自分なりの発見や知識が増えていくことは、
レベルの如何に関わらず嬉しいことだと、私も思いますし、
これからも研鑽を重ねたい、とも思います。・・・なんていっても
なかなか思うようにはなりませんが。
私は、こちらにお伺いするたびに、貴重なことを学ばせて
いただいております・・・
その通りだと思います。私もその気持ちはあり、ブログのネームカードに
「人は一生稽古する」と入れていて、歳をとっても出来る範囲で努力したいとは思っていますが、現実はそういかないのが悲しいです。
考える機会をいただきありがとうございました。
私もneko_pen様の日常のご努力を見せてもらっては怠惰な自分を
反省しています。