なた豆をもらって福神漬け作り
2007年 08月 15日
左手にマッチ箱を置いてみました。大きなさやの豆。
切り口はこんな形。「矛」の形に似ています。だからなた豆と言うのでしょうか。
スライスして干してお茶にして飲んでもおいしいそうですが、この際、前から作ってみたかった福神漬けを作ることにしました。
→作ってみての反省。これは固すぎて失敗でした。未熟なやわらかいものだけを使ったほうが良かったです。固いものは歯に当たって、ゆでてもダメで、後でそれだけつまんで捨てる羽目に。
参考にさせていただいたものは、「やまけんの出張食い倒れ日記」の2005年9月12日の記事です。
7種類の野菜を使うそうなので、有り合わせと、レンコンとみょうが、大根、新生姜を買ってきて、適当に使うことにしました。
材料写真の左端、育ちすぎた家庭菜園のきゅうりは皮をむいて種を取っていちょう切り。他の野菜も全部薄いいちょう切りにしました。
全部を薄いいちょう切りにします。
こんな感じ。
野菜の重さを量り、その5%の塩を用意します。 この場合は野菜が約2kg強あったので塩がこのくらい。
少しずつ塩を振りいれながら野菜を入れ、重石をします。(このボールは直径が小さかったのであとでもっと直径の大きいボールに移しました)
3時間くらいすると水がたくさん出てきました。右はその水。この場合650ccありました。(別にこの水が必要なわけではありません。どのくらい出たのか見たかっただけ)
(作ってからの反省→野菜の塩分を流すためにチョッと水洗いしたほうがよかった)
布巾で水分をしっかり搾ってから鍋に入れます。
しょうゆ、酒、砂糖、酢をひたひたになるくらい入れて煮立てる、とあったので分量をどうしようかと思って、キューちゃん漬けの分量にしました。基本の分量はしょう油2分の1カップ、みりん大さじ3、砂糖80g、酢大さじ2、(生姜の千切り、タカの爪1本)ですが、この野菜の分量なので基本の3倍にしました。
煮立ったらざるにとって汁だけを煮立てもう一度入れ、冷まします。
密閉容器に入れて冷蔵庫へ。大きさを比べるために軽量カップを横に置きました。
なた豆が結果的に使えたものが少なかったので、もうちょっと少なくなってしまいました。
半分がっかり、でも半分は作ってよかったです。
末筆ながら、ふと、昔読んでいた白土三平の「カムイ伝」だったかに、お盆過ぎに川に流されたお供え物のナスやきゅうりを拾い上げて刻み、漬物にして、やたらに野菜を入れるから「やたら漬け」と称して売り出すたくましい町人の姿が、物語のストーリーの息詰まる緊張をほぐす場面で挿入されていたのを思い出しました。
昔夢中になって読んだ「カムイ」。たぶんこんな画面を覚えている人はないだろうなあ。
by kurashiki-keiko | 2007-08-15 00:18 | 外食 | Comments(2)
赤くするのは食紅かなにか、ですか?
私もなた豆が入ることは聞きかじっていましたが、7種の野菜が入るから七福神、とは知らなかったです。
煮詰めるとおしょう油の茶色になるはずで、赤く染めたのは地味だからかと思います。たぶん食紅でしょうね。