
2007年10月14日(日)、立山黒部アルペンルートの2日目。5時半ごろ起床、6時過ぎからセーターなどを着こんで散歩に出ました。まだ日の出前でしたが三々五々、散歩する人の姿がありました。

昨夕とは反対に下のほうのみくり(御厨)が池方面への石畳の道を行くと、すり鉢状の黒っぽい水をたたえたみくりが池が見えてきました。ベンチが何箇所かあり、景色を眺めるによい場所と察して座ろうとすると凍っていて、誰かのお尻の丸い形に解けて黒くなっていました。

みくりが池のほとりには雄山の方角から出るご来光とみくりが池を一緒に写すために4,5人のカメラを構えた人が待機中。山の日の出は7時過ぎで寒くもあり、私たちはあきらめて帰りました。

帰る途中灰色の小鳥を見ました。何だろう?雷鳥ではないようでした。

ホテル立山のロビーには、ホテルの海抜2,450m、平均気圧760ヘクトパスカルの表示がありました。ご飯などは圧力鍋でないとうまく炊けないのでしょうね。

9時過ぎ、計画では昼まで室堂にいるはずでしたが朝の散歩で行ったので9時過ぎに高原バスの乗り場に行きました。

美女平の終点まで行きます。

50分のバスの旅です。春には4mくらい?の雪の壁があるとか。

弥陀ヶ原、航空写真みたいに見えます。

樹齢千年だとかの立山杉を横に見て、称名滝は、バスが徐行してくれ、かなり遠かったですがズームで写せました。

七曲がり、紅葉がはじまっていてきれい!ぶなの林も抜けました。

10時過ぎ、美女平からケーブルカーに乗ります。これもトンネルの中を進みます。立山駅に向かっています。

すれ違いました。むこうはこれから観光に出かける人で満員でした。

立山駅では、旅行社からの切符は14:24発の特急アルペン1号でしたが10:28発の寺田行き普通に乗車。寺田で乗り換えだそう。

広々した富山平野は屋敷林の民家が点在してのどかです

乗り換えの寺田へ11時過ぎに到着しました。今から宇奈月温泉に行っても早すぎるので、思い立って富山まで行くことに。昼食も富山ですることにしました。

電鉄都山駅に到着。コインロッカーに荷物をおいて富山を散策、夫は40年ぶりだとか。

富山駅前には富山の薬売りの像が立っていました

駅の観光案内で聞いて近くの美喜鮨本店へ。ご当地ねたとしは、右下の白エビと、とびっこ。白エビは小さくて真っ白で、とびっことともに軍艦巻きに仕立てていました。

その後お城まで路面電車で。200円。丸の内電停下車、城下町にはどこも丸の内と言う地名があるようですね。岡山にも。

富山城は明治の大火で焼けたのだそうで、見掛けだけお城、中は鉄筋コンクリートの博物館でした。一応天守閣の上まで行き、再び路面電車で駅まで戻り一服。

そしてまた電鉄富山から立山行き普通電車にのり、寺田で立山発宇奈月行きに乗り換えます。普通列車なのに車内に自販機が。道中がながいから?普通電車で自販機は初めて見ました。寺田で乗り換えの時結局立山駅からもともと乗るはずだった特急アルペンに乗ることになりました。

大変ひなびた駅です。ここで富山から立山方面と宇奈月温泉方面の電車がまじわります。寺田駅のホームで待っている間に熟年ご夫婦と知り合いました。方言になつかしさがあり「どちらから?」と聞いて東広島と判明、岡山弁とよく似ている道理。「さっきの駅員さん、もうちょっと親切ならなあ」同感。これから宇奈月温泉に行きトロッコ列車に乗ったあとアルペンルートを目指すそうです。私達と逆コース。ほのぼのとしたご夫婦。

特急アルペン1号に乗ると、途中の上田駅の線路は横V字型になっていて、頭から停車した後運転士さんが最後尾の車両に移動、逆方向に向き発車します。したがって座席の向きをくるりと反転。先ほどのご夫婦と顔を見合わせて笑いました。途中富山湾の日本海も魚津あたりで眺めながら宇奈月駅に15:56着。
駅に翌日乗るトロッコ列車が止まっていました。旅館5つ合同の送迎バスが迎えにきていました。

宇奈月温泉は標高にすると300m程度で、紅葉にはまだまだのようでした。緑色の渓谷が部屋の窓から眺められる温泉旅館でした。
この日の歩数計は11,304歩でした。
美喜鮨本店
富山駅前桜町 電話432-7201
宇奈月温泉公式サイト
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